Story
ユキヒョウ族の冷静で博識な冒険記作家。
旅の最中に出会ったシィカに、とある森で再会した。
雪李 [せつり/Setsuri]
Origin of the name
・知性的な印象の「せつり(摂理)」
・ユキヒョウの「雪」
・中華風なイメージの「李」
Identity
『氷雪の霊山』出身のユキヒョウ族の冒険記作家。
世界中の様々な場所を冒険しながら、
動植物や文化など様々な事柄を研究し記している。
冒険中に『幻のキノコ』の噂を聞き夕暮れの森を訪れた。
そこでキノコ族のシィカに出会い、
外の世界のことを話して聞かせ、本を与えた。
それがきっかけで、数年後にシィカは冒険へ出ることとなった。
偶然とある森通りかかったところでシィカと再会し、
少し居座ることになった。
呼び方
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[自分/私]
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シィカくん
フィーロくん
リィトくん
弥游くん
ルチェくん
レチェくん
ノォムくん
ネェロくん
夜虹くん
先生
雪李さん
雪李
せつ
せつり
セツリ
セツリ
セツリ
雪李さん
シィカ
フィロ
リィト
雪李
弥游
ルチェ
レチェ
ノォム
ネェロ
夜虹
雪李 (セツリ)
Past
[過去]
雪深い高山地帯である『氷雪の霊山』で暮らしていた。
冷静で争いは好まない性格。
基本的には単独行動だが、縄張りに近い場所に住むユキヒョウ族の雌とは共に狩りをするなど度々顔を合わせていた。
その雌は外の世界に憧れており、山を降りた先にある世界を夢見ていたが、雪深い地域でしか暮らすことのできない雪李には縁のない話であった。
その雌との間に二匹の子供ができたが、ユキヒョウ族は雌のみが子育てをするため、再び単独で生活をしていた。
ある時、子供たちが慌てた様子で尋ねてくる。
“母が自分たちを庇って人間に殺され連れていかれた”
本来はしないはずであった子育てを1年間し、二匹は無事に巣立っていった。
訃報を聞いたときから復讐を心に誓っていた雪李は雪山を降り、子供たちが反撃しようとした際に千切った相手の服を手掛かりに村を探し回る。
犯人は遠くへ逃げており、雪李には過酷すぎる旅が始まった。
ようやく犯人の元へたどり着いた雪李。
相手の首筋を噛み千切った瞬間、全身に痛みが走る。
意識を取り戻すと、目の前には巨大な獣のような姿をしたものが佇んでいた。
それは氷雪の霊山に宿る「氷の精霊」の長であった。
氷の精霊は、山のものたちを守るために掟を作っていた。
『外に住むものは内に住むものを殺してはならない。これを破った者は呪われ、二度と内には踏み入れることができなくなる』
雪李も幼い頃に聞かされたものであった。
しかし、それと同時に『内に住むものが外に住むものを殺してはならない』という掟も存在するのだと、精霊は語る。
復讐を望まず、それぞれの縄張りを守り生きてほしいという優しさであったはずのその掟は、長い時を経ていつしか語られなくなってしまったのだと言う。
犯人が受けていた呪いと自身への呪い、二つの呪いを受けた雪李は、すでに生き物とはいえないものになっていた。
あれほど過酷だと感じていた夏季の暑さも、「暑い」と認識はしているもののそれ以上の不快さはない。
山に戻ることもできず、奇しくも妻の望みであった外の世界を旅することになった。
[現在]
やむを得ずに始めた旅であったが、驚きと発見ばかりのその生活は、白銀と岩と少量の草ばかり見てきた雪李に変化をもたらした。
世界中を旅しながら、出会った自然や文化を書にしたためる。
それが彼の楽しみになっていた。
現在では、自然と民族学の研究や冒険記作家をしながら旅を続けている。